井原義則(声楽家

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2004年前半

 

1/10(土) 名古屋市文化振興事業団設立20周年記念事業

        Anniversary Concert The 20th

         

        「かるめん・ジョーンズ」より 花のうた

        「ショウボート」より  あなただけを

          山田信芳 指揮 セントラル愛知交響楽団 池山奈都子演出

                       <アートピアホール  14:00 17:30 >

 

   ・・・終了 長い演奏会でしたが、いつものメンバーが揃って、同窓会のようでした。

         声の調子もよく、気持ちよく歌えたと思います。

         トークも入って、和気藹々とした雰囲気が伝わったのではと思います。

         お客様も一杯で、新年早々とても縁起がよかったと喜んでおります。

2/22(日) チェロアンサンブル FESTIVAL

 

         声楽2声部とチェロアンサンブル

         各国メドレー               ソプラノ 堀山公子

 

                           <豊田市コンサートホール 14:30>

 

    ・・・終了 チェロばかり30名ほどのアンサンブルでソロを歌いました。チェロの男性的であり

          女性的、力強くしかも優しく柔らかい音色が包んでくれて、大変気持ちよく歌えました。

          阪神大震災の時に神戸で1000人のチェリストという演奏会を行ったのがきっかけで、

          それに参加したこの地方のチェリストが集まってできた、大変珍しい演奏会でした。

          お客様も一杯のコンサートホールは大変歌いやすく、気持ちのいい演奏会でした。

 

3/6(土)  碧南市民図書館10周年記念

        谷川俊太郎「ことばの世界」

 

          ほうすけのひよこ

          死んだ男の残したものは

 

                        <碧南市芸術文化ホール・シアターサウス 18:00>

 

    ・・・終了 谷川俊太郎さんの目前で、2曲を歌いました。ちょっと緊張しましたが、いい気分でした。

          死んだ男の残したものは は私が中学か高校の時にフォークソングとして聞いたことが

          あったので、これをコンサートで歌うことになるとは思いませんでした。一番の歌詞を

          ちょっと間違ってしまいましたが、全体にはとてもうまくいったコンサートで皆さん

          水を打ったように静かに聴いてくださいました。

          ちなみに300席は谷川氏の人気で、発売2日間で売り切れたそうです。光栄でした。

 

3/14(日) 日頃コンサートに行けない方々のためのオペラ公演

         あすて夢大賞支援事業・平成15年度豊田文化文化奨励賞受賞記念企画

         豊田オペラグルッポ

          ヘンゼルとグレーテル(演出)

           ヘンゼル 片平佐和子  グレーテル 沢田幸子

           魔女   堀山公子   父    稲本吉英

           母    村松圭子   眠りの精・露の精 小野田普己子

 

                                 入場料 1000円

 

                                  <あすて 10:30 14:00 >

 

   ・・・終了 タイトル通り、傷害をもっている方や、小さいお子さんのための公演でした。

         初の「あすて夢大賞」に選ばれ、やりがいのある公演だったと思います。

         少ない予算でしたが、メンバーがとても献身的に頑張ってくれてよくまとまった

         いい舞台になったと思います。多くの方々に喜んでいただけたのではないでしょうか。

         私自身は、舞台監督と照明キューも兼ねたので、少しへとへとになりました。

 

3/20(土) 長久手オペラ

  21(日) フィガロの結婚」(プロデュース・構成・演出・指揮)

 

          入場料 前売り1000円 当日1500円

 

                          <長久手文化の家 20日 21日とも 15:00 >

 

   ・・・終了 長久手オペラのプロデューサーという立場で、夏のオーディションでのキャスティング、

         出演者のギャラ交渉、衣装さんとの値段交渉、楽譜作り、そして演出等々全部自分でやら

         なくてはならず、大変な仕事(持ち出しなので仕事になりませんでしたが)でした。

         信じがたいことに、90万円という低予算で全て(稽古場・舞台・照明・大道具以外)

         まかなわなければならず、頭の痛い毎日が続きました。結局指揮者を雇うことができず、

         音楽作りも請け負うことになりました。11月から練習してきましたが、毎週火曜日の夜

         しか、会館の都合で行うことができず、全部で17回の練習で本番を迎えました。

         こんな状況だったので、キャストの皆さんには、初練習の時に暗譜をしてくださるよう、

         お願いしていましたが、みなさんその日にはしっかり覚えてきていただいたのでとても助

         かりました。一番上の世代が30歳代半ばという若いキャスティングだったので、音楽稽

         古を一度行っただけで、立ち稽古に入っていったことにも頑張ってついてきて下さいました。

         ピアノを山本敦子さんにお願いし、私が演出に専念できるよう、音楽面を固めていただきま

         した。チームワークもとても良好で、人選に難航した合唱の人たちも先月には揃い、楽しく

         稽古を続けることができたと思います。

         ゲネプロ(最終総稽古)の時に、演技を伴ったオーディションを行ってやっぱりよかったと

         思えるような生き生きとした演技を皆さんがしてくださって、本番はさらにテンションも上

         がってお客様もよく湧いていい公演になりました。私自身も、アンサンブル部分は指揮をす

         るということになり、出演者の一部になりました。劇場の方々の努力もあって、低予算なが

         らすっきりした、いい舞台もできあがり、お客様にも大変喜んでいただけたようです。

         そして、なにより出演者や裏方の皆さんもとても喜んで下り、満足度の高い公演になった

         ことがとても嬉しく、ゆっくり眠れそうです。 

         

3/23(火) 中部レンダースセンター サロンコンサート

 

         リーダークライス Op.39  (シューマン)         井原義則

         イタリア歌曲集      (ヴォルフ)          千葉妙子 井原義則

                                     ピアノ 岡戸弘美

 

                                  <名古屋LCビル  19:00 >

 

   ・・・終了 先週からの風邪が治りきらないまま、この日を迎えてしまいました。そのため、高音が少し

         不安定になりましたが、全体にはまあまあ歌えたと思います。このコンサートは3回目の

         出演となりますが、葉書で申し込む形式だそうで、大変渋い曲目であったにも関わらず、

         たくさんの申し込みがあり、当日も椅子を追加するほどでした。歌曲、特に連作歌曲の時は

         暗譜が大変です。ここ数ヶ月間は暗譜に明け暮れたといっても過言ではないくらいです。

         毎日毎日歌詞をぶつぶつ唱えながら脳に刻み込むわけですが、完璧と思っていても、本番で

         はとっさに自分が詩を創ってしまわなくてはならないことにもなってしまいます。リーダー

         クライスは何カ所か創ってしまいました。イタリア歌曲集は46曲中、20曲を抜粋して、

         男女二人が喧嘩をして、仲直りし、二人の愛を深め合うという筋立て?のように並べ直した

         ものを歌いました。家内と二人で歌ったわけですが、手前みそながら、とてもいい雰囲気に

         仕上がったと思います。

         いずれにせよ、この2週間オペラの演出で慌ただしく過ごした中、なんとかこの演奏会を

         無事に終えることができてホッとしています。

         この作品は、5月ごろに「井原さんちのコンサートVol.4」として場所をこれから探して

         歌いたいと思います。 

 

5/15(土) 8人の歌い手たち

         解説と進行

                                <しらかわホール  17:00 >

  ・・・終了  少し前にこのお話をいただきました。オペラの分かる人に進行と解説をということで、私が

         声を掛けられたようです。歌わないというのはなんと気持ちが楽なのでしょうか。舞台で

         話をすることをMCと言うのですが、今回のMCはお客様にオペラや歌曲を分かりやすく、

         かつ手短にまとめなければなりませんでしたが、台本を見ながら話すことができ、やりやすい

         仕事でした。歌い手の方たちは、普段一緒に活動している方たちばかりだったので、余計に

         楽しく行うことができました。  

 

5/19(水) Spring Concert ベルの会主催   

 

         この道 かやの木山の からたちの花 待ちぼうけ 

         ちんちん千鳥 落葉松 ほうすけのひよこ  

         鱒 セレナーデ セレナータ 苦しみ 

         おお、愛する人よ 忘れな草 朝の歌    ピアノ 岡戸弘美

                                <三好ベル幼稚園  12:30 >

 

  ・・・終了  幼稚園児の若いお母様たちがとても熱心に聴いてくれました。解説をしながらの演奏会でした

         が、声の調子も良く気持ちよく歌うことができました。土曜日のコンサートが近いので、少し

         プレッシャーになりましたが、まず、一つ終えることができたなという感じです。

         この日は、帰宅してから土曜日の伴奏合わせをしました。とてもいい感じで歌えましたが、

         結構くたびれました。

 

5/22(土)井原さんちのコンサートVol.4

 

         リーダークライス Op.39  (シューマン)     井原義則

 

         イタリア歌曲集      (ヴォルフ)      井原妙子 井原義則

 

                                 ピアノ 岡戸弘美

 

                                      <IMYホール  14:30 >

 

  ・・・終了   「井原さんちのコンサート」は、いつもお世話になっている方々をお招きして行う、全員ご

         招待のコンサートです。今回で4回目になりますが、今回は、上記の曲を歌いました。

         とてもロマンチックですが、どちらかというと、大変渋い曲目です。IMYホールは化粧品会社の

         9階にあるちょっとしたホールです。今回は150名ほどでしたのでほどよい広さではなかったか

         と思います。オーナーにも、ここで働いていらっしゃった著名な俳優の岩川さんにも大変お世話に

         なりました。また、ピアノの響きが柔らかすぎる感がありましたが、調律の浅野さんが、献身的に

         調整してくださってありがたいと思いました。  

         シューマンのリーダークライス Op.39は、最初、声も気持ちも緊張気味でしたが、次第に

         落ち着いて歌えたと思います。歌詞の間違いが悔しいですね。

         ヴォルフの「イタリア歌曲集」は、全46曲と大変長大な曲集ですが、今回は、そのうち

         20曲を選び、順番を工夫して、男女が仲違いをしているところから始まり、仲直りをし、

         愛情を深めるような、まるで連作歌曲のような並べ方にしてあるものを使いました。

         それぞれの歌はどれも短めで、家内と一曲ずつを交互に歌っていきましたが、二人ともとても

         いい感じで歌えたのではないかと思います。知り合いばかりのお客様の前で、夫婦でこんな風に

         歌を歌えるなんて本当に幸せだと思いました。

                              

2004年後半

 

9/19(日) 第10回世界食糧デー名古屋大会

        アフガン・イラク等復興支援チャリティー・ヴォーカル・コンサート

        椿姫より 二重唱「パリを離れて」 S 井原妙子 P 岡戸弘美

                                     <14:00 しらかわホール>

  ・・・終了  9月の本番は、学校でたくさん声を使うので、なかなか苦しいのですが、あまりひどくは

         ならなくて良かったと思います。たくさんのお客様が来てくださって、このコンサートの

         目的が達成されました。私たちにとっても、好きな歌を歌って社会に大きな貢献ができる

         チャンスを与えていただけてとても嬉しいと思いました。大きな舞台で夫婦で歌えることも

         有り難いことだと思います。

10/ 9(土)馬場浩子リサイタル アートライフシリーズVol.1

    10(日)   

         からたちの花・待ちぼうけ・よかった・野の羊・

         セレナータ・時計の二重唱・パリを離れて、メリーウィドウワルツ、乾杯の歌

         オペラ「電話」

                        <9日 18:30 10日 14:00 ムーシケ(四日市)>

  ・・・終了  三重県の第一人者馬場浩子さんのリサイタルシリーズ第一弾に出演させていただきました。

         ムーシケは200名超の響きのいいホールで、そこでの2回公演になりました。

         私はコンディションが整わず、高音がほとんど出なくなってしまい、大変焦りました。

         2日目はさらに調子が悪かったので、知人の医者にお願いして特効薬いただき、それで

         なんとかしのぐことができたと思いました。公演自体はとても良かったと思います。

         後半のオペラもよく湧き、お客様も大変喜ばれ、このコンサートに満足していただいたようで、

         なんとかやりきることができてよかったと思います。スタッフにも恵まれ大変気持ちよく

         できて、思うような歌が歌えなかったにもかかわらず、満足感のある本番でした。

 

10/16(土)関高等学校PTA

         ソリストと吹奏楽

          日本の四季・マッティナータ・冬のソナタ・メモリー・瑠璃色の地球         

                                <15:00 わかくさプラザ 岐阜県関市>

  ・・・終了  山口雅子さん、古田真寿美さん、水谷和樹さんと四重唱を中心にした演奏会でした。

         関高校の吹奏楽部の伴奏で冬のソナタのテーマも歌いましたが、なんだか、カラオケへ行って

         歌っているみたいで、なんだか気恥ずかしかったです。四人とも調子よく、楽しい舞台に

         なりました。美味しいフランス料理のランチと、終了後のうな重が美味しかったです。

 

 

10/17(日)野々村浩史・美奈子さん結婚式

         

         天使のパン・マッティナータ・メリーウィドウワルツ 

                           <16:00 ウェスティンナゴヤキャッスルホテル> 

  ・・・終了  人前結婚式の証人代表を行いました。新郎新婦入場のときに、オルガンで「天使のパン」を

         歌い、とても喜んでもらいました。披露宴では家内とメリーウィドウワルツ、そして最後に

         マッティナータを歌いましたが、まあまあよく歌えたと思います。音楽関係のお客様が一杯で、

         合唱を中心とした様々な演奏が繰り広げられる音楽披露宴となりましたが、180名のお客様も

         すべての演奏をとてもよく聴いてくださって、楽しい披露宴でした。        

 

11/21(日)2004地域県民文化大祭典 大府ときめきシンフォニー

        チャリティーコンサート

         セレナータ(ロッシーニ)・マッティナータ(レオンカヴァルロ)

         パリを離れて(ヴェルディ)・メリーウィドウワルツ

 

                               <12:00 大府市役所 多目的ホール>

 

  ・・・終了  久しぶりにオータムフェスティバルに出演し、家内と二重唱を中心に20分ほどのコンサートを

         行いました。声も大変調子よく、久しぶりに気持ちよく歌えました。地域の方の協力を得る企画

         だからでしょうが、ホールの道を隔てた不動産屋さんが控室を貸してくださったのですが、タキ

         シードやドレスを着たまま道路を渡るという経験をしました。お客様は数は多くなかったのですが

         一生懸命聞いてくださって、たくさんの讃辞をいただきました。家内もとても調子が良かったです。

 

 

11/28(日)Sunday Museum Concert シリーズ8 豊田オペラグルッポ

     

        こうもり」より 抜粋

             堀山公子(S)他                <14:00 産業技術記念館>

 

  ・・・終了  産業記念館のロビーでのコンサートでした。私自身の調子は良くありませんでしたが、他の

         グルッポのメンバーはとても調子がよく、伸びやかに歌っていいコンサートになりました。

         第二部はクリスマスの曲になったのですが、そこで初めてハンドベルを演奏しました。

         自分ながらいいおじさんがと思うとちょっと気恥ずかしく思いました。

 

12/18(土)山口雅子後援会第2回コンサート

        

         故郷の四季(四重唱)、マッティナータ(レオンカヴァルロ)、天使のパン(フランク)、

         クリスマスソングメドレー、ねこの四重唱、メリーウィドウワルツ、瑠璃色の地球

             山口雅子(S)、古田真寿美(MS)、石川保(Br)

                                    <14:00 瀬戸エンゼルホール>

 

  ・・・終了  朝から声が出ないコンディションで、どうしようと思いましたが、家に頓服がまだあったので、

         なんとかしのぐことができました。名古屋の誇る歌姫、山口雅子さんの後援会ができて(羨ま

         しいかぎりですが)2回目のコンサートということで、いつものメンバーで楽しくコンサートを

         行いました。しかし、アンサンブルが多く、少ない練習回数でよく本番を迎えられたと思うぐら

         い、皆頑張ったと思います。というのも、麓(ふもと)さんという、新進作曲家が編曲してくれ

         た楽譜がなかなか難しくて(もちろんとってもきれいでした)、音取りに苦労したからです。

         エンゼルホールは響きのいい素敵なホールでした。お客様もとても喜んでくださったようで、

         なんとか、無事に終わってホッとしました。コンサート後、皆で食べた日本料理がとても美味し

         くて、疲れが吹き飛びました。

         

 

12/19(日)くつろぎクリスマスコンサート  豊田オペラグルッポ

      

         落葉松、夏の思い出、ペチカ、四季の歌、「こうもり」より抜粋

              堀山公子(S)、澤田幸子(S)他       <15:00 竜神交流館(豊田)>

         

  ・・・終了  豊田の竜神交流館主催のコンサートでした。地元の方が聞きに来られて、オカリナやフルート、

         ハンドベルなども交え、さらにいろいろな種類の歌があったので、楽しんでいただけたと思い

         ます。私自身は、昨日の頓服で治ったお陰で、調子よく歌えました。

                   

 

12/24(金)燭火礼拝

 

         聖らに星すむ今宵、天使のパン、マッティナータ、永遠の都、

 

                                   <19:30 岡崎 愛宕山教会>

 

  ・・・終了  岡崎のプロテスタント教会で歌わせていただきました。声の調子はまあまあで、信者の皆様にも

         大変喜んでもらえたようで、牧師さんも一生忘れられないクリスマスになったと、お説教でおっ

         しゃいました。とても嬉しく思いました。今年の最後を飾ることができたと思います。   

 

 

今年を振り返って・・・ 

         今年は久々にクラス担任を持ったので、必然的に演奏会の回数が減りました。

         名古屋市文化振興事業団の20周年コンサートに始まり、レンダースコンサートも3回目を迎え、

         井原さんちのコンサートも、念願通り4回目を済ませることができました。また、長久手でオペラ

         演出をしたことで、オペラ演出の自分のスタイルというものが出来てきたように思います。また、

         i cantantiという門下生が皆懸命に頑張り、いい発表会ができたのも今年の収穫です。豊田での

         仕事も今度で4回目になりますし、四日市でもご縁ができたのも嬉しいことでした。しかし、秋の

         季節は、コンディションを整えるのが難しく、なかなかベストコンディションで歌えなかったのが

         残念で、多くの方に申し訳ないことをしたと思います。来年も担任を持つ可能性が高いので、演奏

         会数は減ると思いますが、大好きな「こうもり」もできますし、念願の「水車小屋の娘」も歌う予

         定です。来年もいい年でありますように。もちろんこれを読んでくださった方にとってもいい年で

         ありますように・・・。